足どりは春のよう

ああいきていてたのしいなぁまったくゆかいなことしかおこらないねきっとほかのだれかがわたしのぶんのふこうまでせおってくれているにちがいない→それがどこのなにさんというひとなのかわからないけれどもそのだれかにかんしゃの念をおくるどうもありがとう

 

ひとの情熱は楽しい

じぶんの情熱はもっと楽しい

ますますに豊満になりパワーアップ

どすこいどすこいそこ退けそこ退けお通りじゃい

 

まったくに、暇というのは現代では悪いことのような扱いを受けている

ぐうたらであるとかやる気がないという疑いがかかる

 

また、ぼうっとしたりだらだらしたりする用事で忙しいというのは暇という翻訳になるらしい

わたしの友人Pはこの方法で一日を過ごすことをなにかの無駄遣いの一種と

考えているようで、Pは有意義でないなどとつぶやく

 

有意義ってなんだ

 

駒のようにたえずぐるぐる回っていないといけないという強迫観念か

 

いえいえそんなことはなく、Pにとっての有意義とわたしにとってのそれと

定義が異なるというだけなのでした

 

ゆういぎかどうかは置いておいて

わたしのいちばん好きな時間はひとりでぼうと妄想にふける時間です

 

妄想のいきすぎてそのまま睡眠

あるいは妄想からの行動

 

想像力というのは神様が人に与えたすばらしい武器です

 

まちがえた、わたしのはわりとひとりよがり自己完結型なので妄想力でした

思い出し笑いの多いのはこの型です

 

隣人から不快な低い笑い声が聞こえてきたとしても

気を使って理由など尋ねないでよろしい

 

なぜなら本人以外にとってはささいなよくわからぬこと

つまり大変につまらぬ話だからです

 

つまらぬという点では他人の夢のなかの話に似ています

 

なんの話をしていたんだったか

 

 

むかしの恋びとがくれた薔薇の 死骸をすてました

おうちの端この

花瓶にささって有りました

ごみばこに移動させるのをわすれたのか

保管しておいたのか

じぶんでもよくわかりません

 

アっ おなかがすいたら食べようと思っていたんでした

 

 

                    ◎◎◎

 

 

突如として植物欲が沸き起こり

ひたすらに視界を緑にしようと

 

室内はなにかと邪魔くさいので

主に窓から見える屋外を

 

観葉植物的な数種にさまざまな野菜ら、サボテンと人工芝でこれを達成し

毎日水をやり声をかけ愛でていたのだがなにかが決定的に間違っていたのか

そのほとんどが枯れている

 

唯一まだ繁々といるのは人工芝(これは枯れたらすごい)と

サボテンだけである

 

どうやったら萎れるのかもよくわからぬ観葉植物も日に日に衰え

野菜らにいたってはおかしな病にかかっている模様

 

よほどにわたしにセンス、知識の欠如しているのか

 

わたしのところへ来なければ元気に繁殖していたであろう野菜ら

わたしのところへ来なければ元気に葉をぷるぷる震わせていただろう観葉植物

に対して申し訳のない気持ちとなぜこうなったかの疑問でいっぱいである

 

これでは無能どころかわたし生きていて有害

 

 

ひさしぶりにテレビと親しいこのひと月

 

ひきこもりと呼ばれる人々の例として、

一日中寝間着でテレビがゲーム、みたいな印象があるが

わたしにはその素質が存分にあることだろうと実感する

 

消すと途端にそのどの放映にもほとんど関心を持てなかった時間について

なんだかあってもなくてもどっちでもよかったようなむなしさが走る為

なんの情熱も持たずにチャンネルを回し続けるという行為に至るまで

画面をぼうと見続けるという体験

 

思えばだらだらとテレビのついている状態を大変に嫌う母親であったため、

一応居間に鎮座していた我が家のテレビは

「具体的な目的→視聴→終了、任務完了→消灯」といった風であった 

映画館方式である

そのため帰宅直後/起床直後になんの目的もなく

あのずいぶん薄くなったかつての箱(箱というよりシートという形態に日進月歩)

に起動を命じるという習慣を持てずに育ち

意外とおおいこの習慣を持つ人々に少しの感動と少しの違和感を持っていたのだが、

彼らの話している全く個人的でない事柄、

たとえば周知の知識だろうと認識されて話される固有名詞や個人名、

ようするに時事のもの

いままで皆が知らぬ間に習得していた外国語のように聞こえていたのが

なんとなくわかるように成ってきた(わたしの成長)

 

と、旅に出たときや人と接する時やけになにか面白いものを拾って帰ろうと燃えるのは

わたしの基本構成がだいたいおうちの中で成り立ちうるので

本を読む絵を描く音楽を聴くたこ踊りをする眠る妄想するなにかを調理するお酒を舐める等

ようするにただの出不精で

家の隅でいじいじとしていることに至福を感じる人々の一員であるがゆえ

知らぬ地へ向かうなら最大限ものを見てやろうなどと鼻息荒くむかう

わたしはけちなのである

室内で幸福論を書けるわたくしが外界出てきたのだから、

この六畳間でしばらくは可能な頭の中での様々な仮定の想像の興奮要素は持ち帰らせてもらいます

みたいなけち精神でどこかへゆくから、

 

それは、どこへいってもとても楽しい

 

010317

なにか憑きものの落ちたように

情熱の欠けるとき

 

これが進化なのか気付きなのかわたしの細胞変化なのか

単なる時の流れなのか

 

どんなささいな物も事象もそこに留まることは決してない

 

それなのにいちいち

この熱はほんもので不変で永遠だと定義したがるわるい癖

 

お陰でわたしのお絵かきの時間と情熱を削っていたものから解放

 

熱病よ、さようなら

 

12・16

 

 

街をうろつくわたしはなんだかホームレスのよう

 

欲の充足は全く生の充実と無関係であることがよく分かった

 

2016年の秋口

 

XXX

名前がどうもつまらないので、改名しようかと考え中です

 

 ゆかい田アスカ

とか

 神道塩辛

とか

 今村亀

なんてどうでしょう

 野菜キラ

とか

 またくる寝い香

など

 椰子たま子

 

思い出と好物の羅列

 

ある日なんとなく名が変わっていたら

ああとうとう決まったのかとおもってください

 

 

 

020216

 

たまたま

何年かぶりに公園のなかにある美術館にいった

 

たとえばそれが、道ばたにごろりとほうって置かれていたら

どうとも思われないかもしれぬ金属片に

題名がつけられ光との巧妙な調合によって飾られていた

 

いってみればそれが美術とよばれるものである

 

その物体のなかには

誰かのはちきれんばかりの情熱と念が詰まっている

=美術

 

われながら論理的な説明である

 

周囲の誰もそのようなふうにわたしを言わないけれど、

そうだわたしは論理的解体を好む人間だった

 

なんでも頭で組み立て、

言葉で説明ができるとずっとかんがえていた子どもだった

 

、算数にさえ興奮を感じることができていたら

わたしは研究者になっていたのに!

 

そうしたら溶剤のにおいのするこのうすらくらい作業部屋ではなく

ぴかりとした施設で白衣を肩にひっかけ顕微鏡を覗くなりねずみにプスプス注射を打つなり

(ものすごく短絡的な研究者のイメージ)

 

きょうはこの憧憬を胸に

とても頭のよい学者のようにかわいい絵の具たちで実験を致したいと

おもいます

 

020216

 

欲の充足が幸福と繋がらないことをようやく実感する

いかにも関係者のような顔をしてうろついているが

 

欲の充足は快楽であり

快楽は幸福とは違う家系のものである

 

その最たる違いが

足るを知るか/知らぬかであり

この篩にかければ両者は相反するものである

 

性質が異なるので、たとえば悟りを得るために

欲を否定しこれをとことん排除するという追及方法にはあまり意味がない

欲の排除によって得られるのはいいところ自己満足

 

欲の補填によって発生するのは新たなる欲

ようするに生きているというのはこれの行き来であり

欲するという状態は生の証拠のようなもの

 

幸福は真理の追究にある

追究方法は各々ばらばらだけれども

追い続けてゆくうちに真ん中が見えてくる

その何かしらの手段に出会えたひとは幸運である

理由も動機づけもなにも要らず

そのひとは迷いから解放される

 

そうしてわたくしは今日も自身のこの幸運に感謝し

欲の充足のために食料保管庫をぱたりぱたりと開け閉めして

切り刻んだり火にかけたりしたものを

小さくしゃがんでにやにやしながら食べ

要するに存分に欲なのでした

 

福福

 

 

×111227×

 

死はきっと丸顔だろう


15分先かも知れず

50年後かもしれない未来に

そこに居てあたりまえのふうに背後に立ち

さあてもう、いいですよ

とわたしに声をかける

そうしたらわたしはようやく千秋楽を終えた役者のようなかおで

スーとこの世界から身をひき


皆さまお世話に成りました

などと挨拶するまもなく

ひとことアアつかれた

ときちんと白目をむいて喜劇



×××

なにかに追われる夢といえば

幼きころはママでしたが

いい加減母も夢のなかとはいえ

わたくしを追って走ってくれるにはやや歳をとりすぎたので

ちかごろは滅法にない

 

そのかわりに展覧会前絵のひとつも完成無しだとか

ちがったものが夢でわたしを追ってくれるようになった

あるいは

何故だかにだれかを絶命させてしまっただとか

いずれにしても唐突なその状況なのですが

または非現実的な

 

しかしその事態にいざ対面した際の自身の心理は

なんとも現実そのままで

窮地に立たされた際どうしようとするのか

なにを優先しようとするのか

まず先になにを守ろうとするのか

さらにどうごまかそうか

どう逃げようか

なにを捨ててしまおうか

そのような思考の動きがそのまま残念なほど自分自身であり

 

夢であるにもかかわらず目覚めた途端そのばつのわるさから

どなたかに見られていやしなかったかとキョロキョロ見渡してみるというような

たいへんな格好の悪さ

 

、と小さな自身を頭のすっぽり埋まるほどに感じながら

ふたたび眠りに落ちるのでした

 

ふうわふわ

 

 

××

 

 

 

 


変わってゆきたいと思うようになった


正確にいえばまったくに変わらぬことは不可能なのですが

変わってゆくことを受け入れられるようになったのと

よりよく変わってゆきたいと思うようになった


これまでそれをおおくの大人が成長という表現をしていて

しかしわたしは

成長=その誰かにとって良いと思われる方向に向かっての伸び、

と変換しており

たとえば

「Pは成長したとおもう」などという台詞に

発言者のエゴイズムと経験者きどりを感じてしまい

はなじらんでいたのだが


より広くものを見れるようになり

見れなくとも想像のできるようになりたい




今日が地球さいごの日でもいい

と思った一日が何度か在ったよい一年だった


ほんねんもどうか

そんな一日がどこかに与えられますように


できればこの星の上の全員に


2015


×


 

 

なんともとても

高性能なスピーカーがやってきましたので

 

わたしのアトリエは毎日さながらダンスホールのようでござい、

とゆきたいところですが

この部屋の/

おそらく防音ではないとおもわれる為

 

きき飽きたあの曲もまるで別人のようにうまれかわって

トロリトロリとわたしへ溶け込みます

 

久しぶりに生涯のよき仲間になれそうなものと会えました

 

おそらくたいへんな稼働率かとおもわれますが

どうかなかよくしてね

 

どうもありがとう

 

 

×

021014

 

 

ひとつき映画を観てすごした

 

とても好みのものも

しかしみおえたとたん忘却されゆくものも

けっこう退屈なものも

さまざまであったが

どの作品もあくまで他のだれかの情熱である

のでそれだけではやっぱり自身を充実させない

観るよりもつくるほうが楽しそう

 

ひとつ妙に印象に残ったのは

異国情緒漂い魅惑的な映像のなか

主演女優のひとりがとても綺麗

清楚かつひどく妖艶で

ストーリーはなんともちんぷ(すみません)なのだけれど

彼女の姿をひたすら目で追いかけていたら、その映画は終わった

、というようなものであった

 

彼女みたいな恋人が居たらな

ハンモックならべて、となりで本でも読んでいてほしいな

たまに本から目を上げたときに目があったらニコってしてくれるの

、などなど想像しながら

そのひは眠りについたのでした

 

 

 

 

300914×××

 

 

 

 

 

 

17才のわたしにはたいへんに具体的な予定が有った

 

まず、18才で美術大学にはいり

そのご6年間の在学中

すなわち24才までにお金もちのパトロンなる御爺を見つけ

(いえべつに御婆さまでもお兄さまでもよいのですが悟りに近づいた殿方のほうが

そういうものにお金を出してくれそうな気がした)

どこか海辺に広々した(あばら小屋でよい)アトリエを建ててもらい

軽トラック(贅沢をいうと幌つき)

えのぐ10年分の贈りもの有難う

、とぱりり/ぱりりと描いているうちに

 

どかん!と食べられるようになりましたので

そのかた等々に感謝 感謝を述べながらお引越し

ひょっこりひょうたん島みたいなかたちの南のほうに浮かぶ島を買いお城をたて

象を飼いアイスクリーム屋を1Fに、さまざまな色の部屋

そうしてそれからはずっと、アイスクリームをぺろぺろなめながら

せっせと絵を描いて暮らしましたとさ、めでたしめでたし!

 

 

、というものであったのだが

現実に実行できたといえる予定が

「まず、18才で美術大学に・・」という最初の一行のみである

 

その一行のあと、

ひたすらその自身の将来住むお城の詳細についての想像

に耽っていただけであったというのが

とくに予定が円滑に遂行されているとはとても言いがたいいまの原因だろうか

 

ま、いいとする

 

とりあえずしぬまでかいてやる

 

 

、とそれはいったいいつまでのことなのか?

 

 

 

 

050914×××

 

欲求→その充足→欲求→その充足

の限りないループをたいへん阿呆らしく感じる今日

いえ、このループこそが生きることそのものなのですが

時折この有限ではあるが今のところ無期限の繰り返しに

途方にくれてみる、と

 

わたしは/人間ではなくてただの絵をかく機械になりたい

どなたか

生身のひとであるわたしを絵画制作機械に改造してくれないものでしょうか

そうしたらたいへんに

捗ることと、おもいます

 

一日一作!

 

ガソリン等々ではなくて

太陽のひかりとかで動くもの

 

 

 

おかしなものを飲んだら、ぐあいがわるくなった

 

いや、わたしはわたしの意思でなにかしらの改善のために

それをのみこんだのだけれど

こんな小さな粒つぶで、

わたしの体調・精神・気分がくるくると

あっちいったりこっちいったり

あがったりさがったりするとおもうと

なんだか悔しいやら、頼もしいやら、ふくざつな気持ち

 

ちなみに、

おかしな、というかんむりはわたしの愛用することばのひとつだが

個人的には一級の誉めことばである

へんな、などもこれにならぶ

 

マァおかしなお洋服、などは大変な賛辞である

 

=アラ興味深い、素敵なお洋服!

 

 

 

おなかがへんになってきた

 

 

☆2oΙ4

 

ながいあいだ

わたしは稀有なほど暗い性質を持つとおもっていた

 

しかしよく見てみると暗くない人間などほとんど居ない

 

明るいひとに人気があるのはそのせいである

 

わたしが橙を好むのも同じ理由である

わたしが南の国に憧れるのも同じ理由である

わたしが自身とよく似た人間を好まないのも同じ理由である

 

ちなみに暗くない絵描きに出会ったことが無い

 

彼らが酒を好むのはこれの摂取によって

ひととき暗くない自身を演出できるためである

酒に酔うのではなくあたかも陽気な人間であるかのような

自分に酔うのである

そのわりに自身の暗さを満更でもないと考えており、

なぜならそれを目に見えるかたちに変えるのが彼らの仕事だからである

そしてこの一見矛盾し

捻じ曲がった過剰な他人の自意識こそ

わたしが見るに堪えないと感じるものであり

なぜならば全く同じものをわたし自身の中に濃く所有しているからである

 

 

××

 

 

ややひさしく

ちちははそろったかおを見たら

わたしはこの人たちのところに産まれてこれて

ほんとうに幸運だとおもった

 

しあわせすぎて、歯がいたい

 

ン、これは虫歯だった

 

 

2013冬至ちかい

 

 

☆☆☆

 

つぎにふたたびこの世界に生まれおちたら

なにになったら素敵かというのは

わたしのすきな空想のひとつなのですが

ちかごろは人工衛星になりたいと考えるようになりました

 

 

わたしは地球のまわりを廻っているのか

地球の引力に引かれ落ち続けているのか

 

廻らされているのか廻るべきなのか廻らざるをえないのか

落とされているのか落ち続けるべきなのか落ちざるをえないのか

どこへゆくのかどこがおわりなのかここはどこなのか

 

わたしは考えます

考えているあいだも、

この星のまわりをくるくるくる

 

わたしは眠ります

眠っているあいだも、

この星のまわりをくるくるくる

 

わたしにおわりは訪れるのか?

それは許しなのかあらたなる試練のはじまりなのか終わりという永遠なのか

 

物理的にかんがえると人工衛星であるわたしのおわりは

隕石あるいは他の衛星との衝突

により軌道を外れ

そとへゆく/なかへゆく

宇宙のかなたへ飛ぶか地表に墜落するか

 

 

できれば、遠くへ翔んでゆきたい

 

でも この星の表面に、ばらばらになって散らばるのも華やかで綺麗

 

 

わたしは、どちらがよいか決めかねています 

 

 

 

 

 

☆☆☆

 

 

ものを食べる→欲である

欲であるからには欲し満たされれば快楽である

 

性交をおこなう→欲である

欲であるからには欲し満たされれば快楽である

 

ねむる→欲である

欲であるからには欲し満たされれば快楽である

 

ところで排泄はどうか

排泄は行うことが困難になれば大変に困るものではあるが

しかし排泄は欲か?

快楽か?

いえたしかに、おこなって爽快感あふるるかもしれぬが

そうすると性欲とちかい性質を持った欲だろうか?

、というようなことを

わたしは御手洗でぐるぐると考える/考える/考える

 

 

たいへん、どうでもよい

 

 

☆☆☆

 

 

☆理想的な絵描きの死

 

a.ひとりであること

b.両手にふでを持つこと(のちに羽になりそうだから)

c.潔くこの世を離れること

d.陽気なBGMをわすれずに

 

 

 

おなかが膨らんでくるしい

 

 

×××

 

 

わたしはわたしの体内に入ってきて

このからだをそのひととき

支配するものが好き

 

わたしはわたしの外にいて

それなのにわたしを惑わすものが嫌い

 

 

→わたしはあなたと、異なるからだのかたちと

こころのしくみを持っている

 

 

 

 

ほんじつは

せかいはわたしの味方

というようなとてもよい気分

 

衣はどんどん薄くなり

わたしもどんどん軽くなる

 

 

×

 

ある夜わたしは愛をことばで解剖することを試みた

そしてとても数学的にそれを思いついた

愛=あいての望むものを与えたいと願う心のはたらき

 

わたしたちはその関係に愛の介在しているあいだ

あなたがなにを望んでいるか

それに対してわたしにはなにができるかなにを与えられるかを真剣に

あなたから探ろうとする

そうしてそれを少しでも与えられたと感じたときに

ふかい満足を得るのだ

これを得たいがためにわたしたちは愛の対象を求めこれを追っかけまわす

 

わたしを愛してくれるひとたちに、与えてくれることに感謝

わたしが愛しているひとたちに、与えさせてくれることに感謝

 

でもときにわたしたちはあなたが要らぬと言っているのに押しつけ

 (おまけに謝辞まで期待する醜悪)

あなたが求めているときにそれに気がつかない

 (基本的にじぶんのことで精一杯)

 

ただこれを的確に見ぬくことはしばしばとてもむつかしい

 

というわけでこんにちも

世界のあらゆるところで老若男女

愛を信じ愛に失望し愛で充足し愛を悲観し

それぞれ七転八倒を楽しんでいるのであった

 

もちろんわたしもそのひとり

 

おあじはいかがですか?

→うむ嚙めばかむほどなんというかあじわいぶかいような気もしますがまあ

 口からだすタイミングを失ったガムのようでもありますな

 

 

飲んじゃえ!

 

 

 

×××

 

2013

 

 

 

 

 

黒いコーヒーとチョコレート(なまクリーム入)=おわりのないループ

 

 

さくばんは

こわいとおもうものについてかんがえた

 

こわいものだらけであった

 

それらをおもいぶるぶるふるえていた

 

ごはんを食べそこねていたので

いえにかえって2日分たべた

ひとまとめにたべるというのは少々くるしい

 

うっぷ

 

 

 

 

わたしはべんきにこしかけるのが好きである

 

全く排泄欲のなくとも

いいやあってもよいのだが

わたしはおしりをつるんと出して

この白い陶器の椅子に座り

読書書きもの瞑想

 

しかし本来べんざと云うものは

よほど具あいの良くないひとでないかぎり

なんじゅっ分も腰かけているふうにはできていないので

要するに、かたい

 

またさらに、ふゆはさむい

 

 

 

 

 

まったくわたくしのもつ身体というのは

たしかに美からはとおいが

ありがたいことに五体満足であるので

さしたる不自由を日々感じているわけでもないのだが先日

美しくないなどという感想をひとに貰う

 

肉体的美しさを追求する必要性と

その情熱がもはや不可解なものになっているわたくしにとって

とるべき問題ではないのだがやや不愉快である、

 

やや不愉快であるといういう感想がまさにわたくしの

この煩悩とでもいうべき人間的執着を自覚させられ感心

美しい肉体というのはいったい

日々鍛錬てきなものによって取得可能なものらしい

 

しかし

暴飲暴食 とはいわぬが

(いやそのような表現をすることも可能かもしれないが)

ややそれらの過剰な傾向のあるわたくしにとって

日常における運動そのたの身体的試練

というようなものは

たいへん非現実なところにある

 

はたしてなんのために?

 、といちおうつぶやいてから(でもこたえは知っている=醜いと生きづらいからよ)

よふけにせっせとたべものを詰め込む悪癖をあいする

 

この余分なかんじ!この不必要なかんじ!この無駄なかんじ!

 

 

 

 

 

 

 

 

わたしは自画ぞうはかかぬが

(よびこう通学時このような課題の週は街に逃避

・いやなことからはにげるという脆弱でだらしのない性質を持つ)

 

とおてもねむいので

このとおてもねむいのを

描いてみようといま

おもいたった

 

 

わたしの右の手にもつものはわたしのあいする筆である

 

このポーズをとるのに苦労した

 

日ごろ運動不足だからである

 

 

これはひみつなのだが

わたしは筆たちと会話したことがある

平成16年睦月のことである

わたしはこれを第1次トリップと名づけた

今 名づけた

いわゆる神の啓示である

宇宙的表現をするならばビックバンである

 

 

 

 

↓☆↓

 
 
<貧乏ごっこと孤独ごっこはわたしの趣味だが わたしは孤独だったことも、貧乏だったこともない>


わたしはこの世に、2人の人間から切望されて産まれおちた
わたしは存在する以前から、その存在を待たれた

かれらはひと組の夫婦であり
かれらはまず、わたしに、想像するのもむつかしいくらいの莫大な愛を与えた
たべものをあたえ
着るものをあたえ
住む場所をあたえ
知識をあたえ
安心をあたえ
そのうえかれらはわたしを尊重し
わたしを孤独から解放した
わたしはこうして育てられた


たとえこの先わたしが誰からも愛されなくとも わたしは神を恨めない

かれらから享受した愛は、わたしのもつ最もおおきな財産である

わたしは、これを永遠に失えない

わたしは、これの億万長者である
☆☆☆

 

 

算数は苦手だが、式をつくる

あらゆる想像=あらゆる可能性=あらゆる選択肢=

「わたくしには、できないことなどないのだ」

純度の高い自己愛→所謂マスターベーション

=「いったいわたくしが天才でなくてだれが天才なのか?」

自身が大変な怠け者であることを自覚する

=「わたくしの天敵はつねにただひとり、わたくしである」


なんて数学的なのか!
肩書きを数学者に変えようか?
絵描き兼数学者
なんだか賢そうな響きで、わるくないですね



答え:わたしは大変暗い性格である
解説:わたしはわたしみたいな女とは、寝たくない

(わたしの友人は、わたしのあたまのなかにいる

わたしの恋人は、わたしの子宮のなかにいる)

 


好きな言葉:解熱鎮痛剤


最近嘘をついていないので、久しく嘘でもついてみようかなと思います

いまから嘘をつくので、聞いてもらえますか?

 


「あっ!今日はお料理教室の日だ☆
            もちろん趣味は、お菓子づくりです
    ただしあたまのなかで

  きのうも夜半に

  ラーメン(ピッグボーンヌードルスウプ←特技=英会話)+盛盛ライス

                                  をやってしまいまた肥えちゃう~
             流石に

            身長153、4センチメエトルで

                   体重が76、5キログラアムなのはやばいかなぁって

        じぶんでも思います☆
                     あっ☆ 

     でもさっき測ったら

                     76、4キログラアムに 

                                      なってました☆

                                             ヤッタ~  0、1キログラアム痩せた~☆
            星が多くて 目がチカチカしませんか?
                                   大変申し訳ありません☆


                       でも、あたしのこと嫌いにならないでもらえます?



                                                                                                                  」





わたしはそろそろ、この身に纏う妖気を手にいれたいと考えている

 →とうめいにんげんになるために

 

 

 

 

☆☆☆

 

美術鑑賞など特には好まぬが

わたしは時おり絵をみにゆく

ぼんやりとねほうけていても

何人かの天才たちに会う

わたしはがくぜんとする

 

活字はわたしの精神安定剤であるので

わたしはしばしばもっぱら古本屋へ向かう

そこにはわたしの手にとったもののなかだけでも

何十人かの天才たちがいる

わたしはうんざりする

 

耳と脳は常に音源を要求するので

わたしはこれらに、音を与える

まったくわたしの音楽プレーヤーひとつのなかに

何百人の天才たちがはいっているのか?

わたしは途方にくれる

 

 

この世界

わたしのいるこの世界は

いつなんときどこであろうが

あるときは完璧

あるときは完全のための不完全さまで用意してひどく美しい

たとえ天才たちが幾千年かかろうと到底ちかづけぬだろうというような光景が

そこには広がっている

この美しさから逃れられるものはいない

これを創造できるものもいない

わたしはこれらを見ていちいち卒倒したのちに

おきあがりしかしとても安心するのだ

 

これを創造できるものは、いない

 

 

 

 

☆☆☆

 

 

しかし

(或いはそして)

 

☆☆☆ 

 

 

あたしは、頑丈なのだ!

 

 

 

 

わたくしは

くさまやよい画伯の、

「わたしはそのむかし、美しい娘であったのでとても殿方にもてた」という頁をよんで

そんなわけがあるはずなかろう と

ついその客観的・画像的証拠を探した俗人です

 

そうしてこれを確認後

やっぱり

と小さくつぶやいたちっぽけな子です

 

おまけに

ははあやはり天は二物を与えぬ

という言い訳まで用意しているせせこましい人間です

 

そのじつこころのそこでは

彼女がもてたのならばわたくしでももう少々くらいはどうにかしてもてぬものだろうか

などど考えている女です 

 

 

アア

 

 

☆☆☆

 

わたしはただひとつしっているわたしのアトリエへ戻る

この場所をわたしは所有していない

しかしここだけにはわたしの匂いが充満している

すくなくとも今

ここはわたしの場所であり作業場であり

巣であり城であり(すこしせまくてややぼろいが)

殻である、わたしはこの殻をかぶりながら時折ニョキッと顔を出し世界を眺め

それが不愉快であったりわたしにとって都合がよくないとササッとふたたび

殻のなかに引っこむのである

 

この殻のなかにはほぼ

汚物と表現してもさしつかえのなさそうなものしか詰まっていないのだが

わたしはそのなかにどっぷりと浸かりそのからだに染みこませ

なにがそんなに大事なのかせっせと磨きこみ

そうすることでさらに異臭を発しているのだがそれをわたくし認識しております

と公言することでその行為を肯定し

肯定することでますます異臭を強くしもはや

きたならしいというのをとおりこして醜悪なのであるが

しかしそれがわたしなのです、

 

おまけにその殻のなかをしばしばひとに呈示し

様子をうかがいときにはさらに奥まで誘導し

そのひとのくびをつかまえその腐敗した

あるいは、自身では発酵

と表現したスープにしずめ

ねえのんでねと要求したりもする、

 

きたならしいうえにたちもわるい

 

でもすくなくともわたしにとっては生きるというのはこういうことで

もしこれらから目を背けこれを肯定することができなくなったら

わたしはおそらくいきつづけてゆくことが困難になる、

 

 

 

そう マスタード

そうしてケチャップ!

 

 

 

 

マスタード、そうしてケチャップ

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 

いちにちじゅう

かぱかぱとアルコールを摂取しながらおどりつづけるおまつりに参加したい

あたまと、足と腰と(かんぞう も)疲労困憊して

たおれてまた起きて つづきをはじめるみたいな

パワフルなやつ

 

 

 

空と太陽と 音楽 たくさんの生き物たち

おさけとたべもの

愛とえのぐと

ダンス

 

 

きのうはよるじゅう

このせかいに必要なものについてかんがえた

 

 

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 

よなかです

 

おなかがすいてリビングの冷蔵庫をあさっています

夕ごはんののこりらしき数々の食料ありけり

ちかごろおとなりのおへやで睡眠をとっているひとがいるのでおこさぬように

しずかにこそこそともそもそ摂取

この一連の行動が過食症っぽくてなんだかいやですね

 

むかしよんだ本のなかに

もう会うことのできないひとをずうっと想っている女のひとがでてきて

 

ひとはいったん出会ったら もうそのひとを失うことはない

たとえば二度と会えなくても

もしいまあのひとがいたらなんと言うか

あのひとだったらどうするか 想像することができる

だからわたしはあのひとを失うことはない

 

みたいなことをいっているのですが

こういうかなしいことをかくからこの作家はきらいなのだ、などとおもいつつ

(すみません わるくちいってるわけではありません)

 

状況はこまかくわすれてしまいましたが

死んだというのではなくて 結局さいごに再会するのですが

 

わたしたち 会えないけれどつながっているよね的なものを感じて

 

わたしはそういうのは信じない

 

 

ひとはちゃんと顔をあわせてむきあってぶつからなくては

 

「あのひとがいたら/なんと言うか/想像することができる」

だとお?

そんな発想が存在することに

 

思い出すたびにおこっています プンプン

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

アトリエのまえに傘をひらいてほしておいたら

 

何日か後ほねぐみだけになっていました

 

 

つぎの日となりのおうちのドアのまえにくちゃくちゃになったビニールを発見

 

かさの上部についていたようにおもわれたので回収しました

 

 

 

あっけないさいご

 

 

このさき必要なことはないとあきらかにおもわれるのですが

捨てかたがよくわからないのでなんとなくわたしのへやに

かざってあります

 

うそです

床にころがしてあるだけです